この記事の読者は、個人事業主か小さな会社の事業主、あるいは総務や経理と兼任でITまわりを見ている担当者です。ITに詳しい人が社内にいない。予約や問い合わせ、受注のあとの入力に時間を取られていて、AIで何とかならないかとは思っている。でも、無料相談と書いてあるページに申し込むのは、少し腰が重い——そういう方です。

結論を3つ、先に書きます。ひとつ、準備なしで来ていただいて大丈夫です。課題が整理できていない状態から聞き取るのが相談の中身なので、整理してから来る必要はありません。ふたつ、相談だけで終えて構いません。その場で決めていただく必要はありません。みっつ、相談の場では実データを見ません。実データを扱う作業か、費用の発生する作業を始める前には、必ず無料で秘密保持契約(NDA)を結びます。相談のみの段階では不要です。

ここから先は、申し込みから当日、終わったあとまでの順番で書きます。相談の条件——時間、費用、秘密保持、契約の扱い——は、HaruIroAIが公開しているサービス案内・よくある質問・実施体制のページに書いてあるものをそのまま使い、節ごとに確認先を添えます。当日の質問の型(入口の5つ)は、これまで公開していなかった社内の運用で、この記事で初めて外に出します。

なぜこの記事を書いたか——自社の記事36本を監査して、この不安に答える記事が0本だった

先に、書いた側の事情を明かしておきます。2026年8月21日に、HaruIroAIは公開済みのブログ記事を1本ずつ監査しました。当時の本数は36本。補助金の公募要領を読んだ記事、AIの運用で起きた失敗の記事、ホームページの数字を測った記事——テーマはいろいろありましたが、「相談する前に何が起きるのか」を書いた記事は0本(0/36)でした。

サービスのページには「30分の無料相談」と書いてあります。よくある質問にも「契約前に作業が進むことはありますか」という項目があります。でも、それは答えを知っている側が書いた短い文で、フォームの手前で迷っている人が読んで安心できる分量ではありませんでした。相談してくださった方の側から見れば、会ったことのない相手に30分渡すのは、それなりの決断です。その決断の材料を、私たちは出していませんでした。

だから、この記事は「相談させるための記事」ではなく、迷っている時間を短くするための記事として書いています。読んだ結果「今はやめておく」となっても、それで構いません。

申し込みから当日まで——何が起きるか

入口はふたつです。公式サイトのフォームか、LINE公式アカウント。フォームからいただいたご相談には、2営業日以内にご返信します。LINEは友だち追加のあと、トーク画面からそのままお送りいただけます。どちらの場合も、最初にこちらからお送りするのは日程の調整です。

フォームに書く内容が思いつかない場合は、「予約の管理に時間がかかっている」「問い合わせの返事が遅れがち」のように、いま困っていることを一文で構いません。空欄に近くても、当日に聞き取ればよいので問題ありません。

当日は30分を目安に、オンラインでお話しします。相手をするのは担当のプロジェクトマネージャー(PM)です。HaruIroAIでは、相談・打ち合わせ・業務の設計・進行管理を人のPMが担当し、調査や下書き、実装、テストの補助をAIチームが担う分担を公開しています。相談の場でAIが話すわけではありません。

申し込みから相談当日までの3段階の図。フォームかLINEで送ると日程調整の返信が届き(フォームからは2営業日以内)、当日はオンラインで30分、人のプロジェクトマネージャーが応対する流れを示している。
HaruIroAIの公開情報(実施体制とセキュリティ/サービス一覧)をもとに作図(2026年8月29日確認)。

確認先:実施体制とセキュリティ(1. 実施体制と責任の所在)/サービス一覧。2026年8月29日に確認

当日、こちらが聞くこと——まずこの5つ

質問の型を先に出します。話の流れで枝分かれはしますが、入口はいつもこの5つです。相談の目的は「AIでなくせそうな仕事」の当たりをつけることなので、聞くのは仕事の中身です。会社の規模や売上ではありません。

はじめの一歩相談(30分)で聞くことHaruIroAIの相談の型・2026年8月29日時点

聞くことなぜ聞くか
1. いま、いちばん時間を取られている仕事はどれか「AIで何ができるか」から入ると選択肢が増えて決められなくなるため、仕事の側から入ります。1つで足ります
2. その仕事は、誰が、何を使ってやっているか紙、Excel、LINE、予約サイト、電話——いま使っている道具を壊さずに整える前提なので、道具の名前を聞きます
3. その仕事がなくなったら、誰の時間が空くか減らす対象が「作業」なのか「確認」なのか「待ち時間」なのかで、打ち手が変わります
4. これまでに試したこと、やめたこと一度入れてやめたツールがあるなら、やめた理由のほうが大事な情報です。同じ失敗をしない設計にします
5. 社内にITやAIに詳しい人がいるかいなくても問題ありません。いない前提で、御社には使い方だけを渡す形にするか、いる前提で一部を社内で持つかを分けるために聞きます

5つとも、その場で答えが出なくて構いません。「分からない」も答えです。たとえば2番で「誰がやっているか正確には分からない」となれば、それ自体が「まず見える化から」という次の一手になります。よくある質問にも書いているとおり、最初にやるのはシステムを作ることではなく、どこで手作業や確認漏れが起きているかを見えるようにすることです。

急いでいる方・その場で決めたい方へ

ここまでは「準備なしで来ていただいて大丈夫」という話でした。ただ、相談される方の事情はいろいろです。補助金の締切が近い、来月には形にしたい、社内で予算の枠がもう決まっている——そういう場合は、最初に言っていただいたほうが早く進みます。遠慮していただく必要はありません。

予算が決まっているなら、先に言ってください。枠が分かっていれば、その中でできることと、はみ出すことを最初に切り分けられます。業務AI診断、自動化構築、LINEの各パックのように公開している金額があるサービスは、各サービスページで先に確認できます。業務の範囲、扱うデータ、導入後の保守の範囲で変わる部分は、無料相談のなかでお見積もりします。相場の幅から知りたい方は、AI導入支援の費用相場に公開情報をまとめてあります。

時期が決まっているなら、それに合わせて組みます。「補助金の交付決定が出てから」「繁忙期の前に」といった条件があるなら、当日その前提で段取りを引きます。逆に決まっていなくても構いません。急いでいないことが不利になる進め方はしていません。

ただし、実データはその場では見ません。顧客名簿、売上の表、予約の履歴——こういうものは、実データを扱う作業か、費用の発生する作業を始める前に、必ず無料で秘密保持契約(NDA)を結んでから拝見します。相談のみの段階では不要で、ご希望があれば締結します。お客様指定の書式でも、HaruIroAIの雛形でも構いません。「口頭で概要を話す」と「ファイルを渡す」の線だけは、こちらが先に引いておきます。急ぎの場合は、この締結を先に済ませておくと当日の話が具体的になります。

相談の進み方を2通りに分けた図。まだ何も決まっていない方は当日5つの質問から始め、予算や時期がすでに決まっている方は最初にそれを伝えると見積と段取りまで進む。実データだけはNDAを結んでから扱う。
HaruIroAIの公開情報(サービスページ・よくある質問・実施体制とセキュリティ)をもとに作図(2026年8月29日確認)。

確認先:公式サイトのよくある質問「契約前に作業が進むことはありますか?」「NDAに対応できますか?」「費用はいつ分かりますか?」/AI顧問ページの進め方「契約前提のヒアリングではありません」/実施体制とセキュリティ(4. 秘密保持)。2026年8月29日に確認

終わったあとに起きること

30分が終わると、相談のあとに「なくせる仕事の候補」を1枚にまとめてお渡しします。当日うかがった話をもとに、AIや仕組みでなくせそうな仕事を挙げたものです。契約書でも見積書でもありません。社内で「こういう話だった」と共有するための1枚として使ってください。

選択肢は3つあります。並べて書きます。

相談のあとの選択肢どれを選んでも、選ばなくても構いません

選択肢中身
何もしない候補メモを社内で見て、今は動かないと決める。それで終わりです。数か月後に状況が変わったら、また相談していただけます
スポットで頼む診断や構築を1回分として切り出す形。AI導入・業務自動化支援のうち、業務AI診断やスモール構築がこれにあたります(同じページに月額の伴走サポートもあります)。範囲と期間を決めて、終わったら終わりです
月額で頼む毎月ひとつ実装して仕事を減らしていくAI顧問のような形。契約は月単位で、長期の縛りはありません(AI顧問の場合、解約のお申し出は次回更新日の14日前まで)

どの形でも、いきなり大きな契約から始めることはありません。診断・導入・保守を分けてご提案し、契約前に期間・範囲・途中変更の扱いを確認します。途中で止める、範囲を変える、という調整もできます。これもよくある質問に書いてあることの転記です。

HaruIroAIはこう考える——「相談だけで終えてよい」を設計として決めている

私たちの立場を書きます。

無料相談を「契約の入口」として設計すると、当日の質問は自然に予算・決裁・時期に寄っていきます。そうなると相談の30分は、相談者が話す時間ではなく、提案する側が材料を集める時間になります。HaruIroAIはそれをやらないと決めていて、初回を無料にしている理由は「御社の状況を理解しないと、的確なご提案ができないため」とページに書いています。逆に言えば、状況が分かる前に提案することのほうを避けたい、ということです。

もうひとつ。私たちは自社の業務そのものをAIで毎日運用していて、うまくいかなかった原因と直し方を記事として公開しています。相談の場で「AIならこれができます」と大きく言わないのは、自分たちの運用で、できないことや穴が実際にあると知っているからです。この記事の冒頭で書いた「0/36」も、その延長です。できていなかったことを、できていなかったと書く。相談の場でも同じ姿勢で話します。

だから、読んだ結果「今はやめておく」となっても、私たちはそれを失敗とは考えません。迷っている時間が短くなったなら、この記事の役目は果たせています。

コピペで使う——相談前の5行メモと、どこの会社にも聞いてよい確認リスト

準備は不要と書きましたが、「何か書いておきたい」という方のために5行だけ用意しました。埋まらない行は空欄のままで大丈夫です。そのままフォームに貼っていただいても、手元に置いておくだけでも構いません。

【相談前の5行メモ】埋まらない行は空欄でよい

1. いちばん時間を取られている仕事:
   (例: 予約の確認の電話/受注後のExcel入力/問い合わせの返事)
2. その仕事を、誰が、何を使ってやっているか:
   (例: 私が、紙の台帳とLINEで)
3. なくなったら誰の時間が空くか:
   (例: 私の夕方1時間/パートさんの午前中)
4. これまでに試したこと、やめたこと:
   (例: 予約アプリを入れたが、電話予約と二重管理になってやめた)
5. 社内にITに詳しい人がいるか:
   (例: いない/息子が少し分かる)

書けないことがあっても、当日に聞き取るので問題ありません。

もうひとつ、これはHaruIroAIに限らず、どこの会社の無料相談でも使える確認リストです。申し込む前に、相手のページで答えが見つかるかを確かめてください。見つからなければ、当日の最初に聞いて構いません。

【無料相談を申し込む前に、相手のページで確かめること】

□ 所要時間が書いてあるか(HaruIroAI: 30分)
□ 相談だけで終えてよいと書いてあるか(HaruIroAI: 契約前提ではないと明記)
□ 相談のあとに何が手元に残るか(HaruIroAI: なくせる仕事の候補メモ1枚)
□ 実データを見せる必要があるか。見せる場合、秘密保持契約は誰の負担か
   (HaruIroAI: 相談のみなら不要。扱う前に無料で締結)
□ 費用が決まるのはいつか(HaruIroAI: 範囲・データ・保守を分けて確認したあと)
□ 途中でやめられるか(HaruIroAI: 診断・導入・保守を分け、途中変更の扱いを契約前に確認)
□ 返信までの目安(HaruIroAI: フォームからのご相談は2営業日以内)

当日、答えが出なかった項目があれば、その場で聞いてよい。
答えを濁す相手なら、その日は「持ち帰る」で終えてよい。

この記事で書いていないこと

3つあります。ひとつ、料金の数字は書いていません。各サービスのページに公開してあるものが正本で、この記事では形態(スポット・月額)の違いだけを書いています。ふたつ、相談の件数や、相談から契約に進んだ割合は書いていません。公開しているのは「ご支援実績30事業者以上」までで、率は出していません。みっつ、補助金の申請書類の作成は、はじめの一歩相談でも、そのあとの支援でもお受けしていません。行政書士の独占業務にあたるためで、こちらでできるのは制度の情報提供と、導入するITやAIの整理までです(士業との連携にも対応しています)。

また、この記事はHaruIroAIの相談について書いたものです。他社の無料相談が売り込み型だと言っているわけではありません。上の確認リストは、相手のページで確かめるためのもので、相手を疑うためのものではありません。

よくある質問

本当に準備なしで大丈夫ですか。
大丈夫です。よくある質問に「課題が整理できていなくても相談できますか」という項目があり、答えは「はい」です。「何が問題かわからない」「とにかく忙しい」という状態から聞き取ります。入口は上の5つで、全部「分からない」でも相談は成り立ちます。

30分で足りますか。
30分は目安です。5つの質問に沿って話すと、だいたい収まります。足りなければ、次の一手を候補メモに書いて持ち帰り、必要なら改めて時間を取ります。その場で延長して契約の話に進める、ということはしません。

相談したら、断りにくくなりませんか。
候補メモを1枚お渡しして終わりです。その場で決めていただく必要はありません。「何もしない」は選択肢のひとつとして、上の表に最初から入れてあります。

社内のデータを見せないと相談になりませんか。
なりません。相談で聞くのは仕事の中身で、ファイルは見ません。実データを扱う作業か、費用の発生する作業を始める前には、必ず無料でNDAを結びます。相談のみの段階では不要で、ご希望があれば締結します。

その場で見積は出ますか。
サービスによります。業務AI診断・自動化構築・LINEの各パックのように公開価格があるものは、金額を各サービスページで先に確認できます。業務の範囲、扱うデータ、導入後の保守の範囲で変わる部分は、無料相談のなかでお見積もりします。ただし、こちらから予算の上限を聞いて金額を決めることはしません。先に幅を知りたい場合は、費用相場の記事に公開情報の幅をまとめてあります。

LINEから相談してもいいですか。
はい。フォームとLINE公式アカウントのどちらからでも受け付けています。フォームからのご相談には2営業日以内にご返信します。LINEは友だち追加のあと、トーク画面からそのままお送りください。

まとめ——準備なしでも、決まっていても、どちらでも

当日はこの5つから入ります。いちばん時間を取られている仕事、それを誰が何でやっているか、なくなったら誰の時間が空くか、試してやめたこと、社内に詳しい人がいるか。予算や時期がすでに決まっているなら、最初に言っていただければ、見積と段取りまで当日進みます。実データだけはNDAを結んでから拝見します。終わったら候補メモを1枚お渡しして終わりで、選択肢は、何もしない・スポット・月額の3つです。

ここまで読んで「今は動かない」となったら、それで大丈夫です。「一度話してみる」となったら、はじめの一歩相談の入口と、そのあとの支援の形はサービス一覧のページにまとめてあります。上の5行メモは、埋まっていなくて構いません。

この記事は、構成・事実の照合・文章化にAIを使用し、HaruIroAIの編集ルールに基づいて作成しています。相談の所要時間、NDAの扱い、費用の決まり方、契約期間、返信の目安は、HaruIroAIの公式サイト(よくある質問・サービス一覧・AI顧問・実施体制とセキュリティ)の公開記述を2026年8月29日に開いて転記したものです。「0/36」は2026年8月21日に自社で公開記事36本を監査した際の数で、以後に公開した記事は含みません。架空の相談者や会話例は使っていません。料金の数字、相談件数、契約に進んだ割合は書いていません。他社の無料相談の実態は観測しておらず、比較や評価はしていません。内容は公開前に人が最終確認しています。